勝手にオススメ文庫
最初は自分の生徒に議論を持ちかけられた時に
本、読まない人だから、自分。
などと恥ずかしい答えをしないために読み始めた現代日本文学ですが、いつの間にか、
「上手い!」と唸りたくなるような作品に出会えることを願って。
というスローガンの下(私のブクログ本棚より)、日夜(時間をやりくりしながら)読書に勤しんでいます。それこそ、純文学からラノベまで、いやしいぐらいに幅広く手を出しています。
ところで、私が本を読む際に最も重視したいのは心情描写です。以前も書きましたが、文学作品においては「楽しいことを『楽しい』、悲しいことを『悲しい』」と表現すべきではないと思っています。楽しいや悲しいをこうした言葉、あるいはそれと関連付けられた言葉をあえて使わずに描く。これが文学の醍醐味ではないかと勝手に思っています。