何かの事件があった時、ニュースなどでよく耳にする言葉に「土地勘」というものがあります。
私は既に日本を離れてウン十年ですが、やはり自分が生まれ育った町や、たとえ数年でも暮らしたことのある場所の土地勘はあります。当然ですが、日本で暮らしているわけでない我が子は日本のどこかに「土地勘」を持っているわけではありません。そんなものを身につけさせようと思えば、それこそ日本移住を決行しなければならないわけですが、この遠く離れたベルギーの地で目下取り組んでいるのが土地勘ならぬ「地理勘」の養成です。
「地理勘」とは、日本に居住しない子供が日本の大まかな地理を想像できる力を意味する私個人の造語です。ほんの数分前にひねり出した単なる思いつきですので、あまり真面目に取り合わないで下さい。
こんなことを思いつくまでに数日間、子供と夏休みの日々、ブログ更新も手を抜くほどに何をしていたかといいますと、暇を見つけては地理に触れさせていました。ホームメイド社会科課外授業といったところでしょうか。
先日紹介した『日本地図マスター』というアプリで毎日少しでも日本地図を眺めさせ、地理にまつわるいろんな情報(気候・特産・伝統行事など)にバラバラにではありますが触れさせています。そこで見つけた疑問はすぐさまネットで、できればビジュアル系の情報で確認するようにしています。
今朝などはどこから仕入れてきたのか、長い橋の話になり、本州と四国をつなぐ(長男八歳もこの表現がようやっと理解できるようになりました!)本州四国連絡橋の話へと漂着。それではということで、Youtubeによるバーチャルドライブで、神戸・鳴門ルートから児島・坂出ルートを巡ってきました。途中、香川県に入ったので讃岐うどんの話などを交えながら。(もっとも、長男はうどんよりも牛丼の方がいいらしいです)
なんとなく、長い橋を渡れば本州から四国へ行けるということは疑似体験できたのではないかと思います。
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