Tag Archives: 日本人学校

補習校に通わせないという戦略

去年の夏休み中、フィールドワークとして補習校に通わせていない国際結婚家庭日本人親にインタビューをしました。自分も含めた日本人学校補習授業校(以下補習校)に子供を通わせていない日本人親が、子供の日本語継承についてどんなイメージを持っているのか知りたかったからです。結果は論文にまとめるつもりだったんですが、調べていくうちに締め切り前にもう少し追加調査をしたくなったので提出自体を延期しました。本エントリーはその要点を備忘録として書き記したものです。

 

そもそも私の調べた限りにおいて、先行研究の多く(というか、自分が知る限り全部)で「補習校に子供を通わせている親(以下補習校組)=日本語継承に積極的、補習校に子供を通わせていない親(以下非補習校組)=日本語継承に非積極的」という等式が無批判に流布しているように感じます。そのため、後者にほとんど関心が向けられることはないようです。

我が家も次男からは非補習校組ですが、自分自身を省みた時、日本語継承に非積極的とは毛頭思っていません。このことは、同じような境遇にある他の日本人の親御さんと話をしてみても感じる思いでした。

 

本当に非補習校組は日本語継承に非積極的なのか?

 

この点の確認をしてみたくなったわけです。

何より、海外永住邦人数と各地の補習校の数・在籍児童/生徒数からすると非補習校組の方が多数派であると推察され、もしそうであれば、非補習校組を研究対象からバッサリ切ってしまうことは実態の多くの部分を切り捨てることにもなるという危惧を抱いたからでもあります。

Read more

補習校登校日だったはずの一日

昨日は補習校の二学期始業式でした。本来なら、また金曜日の夜に弁当の仕込みをして、土曜日なのに朝早く起きて、電車の中で漢字テストの準備をさせ、授業が終わるまでの長い時間を保護者控室で潰すという、五年以上に渡って続けてきた日常があったはずです。

んが、とりあえず長男の補習校は三年生一学期で終わりました。決定的な要因は経済的なものなのですが、ついていくのに疲れたというのもあります。

とりあえず金曜の夜から土曜の朝にかけての何かに追われるようなせわしなさだけは消滅したので、精神衛生上健康的なことこの上ないことだけは確かです。

 

さて、週末の負担が急に軽くなっんですが、かといってそのまま軽〜く流してしまうようでは補習校強制終了の意味がありません。週末学習を放棄したということでは決してありませんので。

大切なことは、

 

 補習校へ行く代わりに何をするか?

 

ということです。

Read more

さよなら補習校

本日、遂に補習校へ「退学届」を提出しました。

娘が入学してから五年三ヶ月が過ぎましたが、諸般の事情により、補習校通学は今学期をもって一時中断と相成ります。

 

思い起こせば、娘の一年生は通学に、勉強に、毎週いろいろと悩まされた時期でした。とにかく何もかもが初めてのことで、ついつい宿題を済ませるのにやっきになり、ギスギスした親子関係になっていたと思います。大きくなって恨み言を言われなければいいんですが。

しかし、一体なんだったんでしょうかね。あれは・・・。

長男の場合、娘ほどには手こずりはしていませんが、通学はともかく、やはり毎週の漢字学習にはプレッシャーを感じているようで、テスト中に書けないことに少なからず傷ついている模様。

何をやってんだか、自分。

 

こんなはずではないとは思いつつ、それもこれも、あと二回で終了です。七月からはあっさり自宅学習に切り替えようと思います。

 

Read more

妖怪ウォッチで万全宿題対策

長男の日本人学校三年目が本格的にスタートしました。

まだ現地校と私の仕事がイースター休暇中ということもあって、若干余裕を持って宿題のサポートができましたが、さすがに三年生の宿題は難しくなっています。算数はどうということはないんですが、国語の方がちょっと半端ない方向に向かいつつあります。娘の時はそんな風にあまり感じなかったんですが。

 

第1週目は何が具体的に大変だったか?

まずは漢字ですね。

新しい漢字はそんなになかったんですが、「登る」「登場人物」「作物」「物語」「場面」「詩人」など、普段家庭であまり使わない言葉が二年生の頃より増えた感じがします。また、「物」だと「もの」「ぶつ」「もつ」、「場」だと「じょう」「ば」など、訓読み・音読み入り乱れての登場です。さらに、「地面」に「場面」といったような、よく似た言葉も出てきます。

もう、長男の頭の中ではいろんな漢字が変幻自在の狂騒ダンスを演じているはず。これが漢字テストで問われるということで、「0点取ったらどうしよう」と駅のホームで超弱気になっています。

Read more

どうして我が子に日本語を?

海外でハーフの子供を育てていて必ず抱いてしまう葛藤。

どうして我が子に日本語を学ばせる必要があるのか?

誰でも一度は考えたことがある疑問だと思います。

中にはこんな疑問は一切抱かず、ただ既定路線だとばかりに日本人学校に、体験入学に邁進されている方もあります。それはそれは神々しい姿です。

母は強し!

私などは「日本語なんか知らなくても、この国で生きていけるじゃん」などという悪魔の呟きのせいで、耳にタコができている状態。

今でも「なぜ子供に日本語?」と聞かれれば、

ええっと、何となく・・・。

と答えてしまうのがコワイ。

Read more