Tag Archives: 家庭学習(社会科)

非常識な歴史学習法

日本語塾のその後です。

塾といってもその形態は、既に我が子と預かっている子供さん二人の計4名という寺子屋状態になってしまっているんですが・・・w。

 

その寺子屋も今年度からやや授業形態を変えたという話は本ブログでも以前お話しした通りです(詳細はこちらから)。路線変更の具体的要点は「親を巻き込め」ということに尽きると思います。と言っても親に授業の補助を頼むとかそういった類ではありません。継承語の核心は何と言っても「親から引き継ぐ」にあると考えています。この核心部分を日常生活の中で実現すること、すなわち家庭での平凡な日本語会話を親子間に根付かせること、週2時間だけの先生という他人からの「授業」で完結してしまわない継続的な日本語でのやり取りを紡ぎ出し、定着させることこそが「継承」の中身なのではないかという思いがそこにあります。合言葉は、

 

 繋ぐ・繋がる

 

です。これを踏まえての新路線ですが、取り組みを開始したプロジェクトは日本史学習です。さて、理想を踏まえながら、一体これをどう実現するかですが・・・。

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『三丁目の夕日』を観賞する。

夏休みの終盤は妻が出張で不在であったため、期せずして邦画観賞週間と相成りました。

普段から割と映画を見たがる我が子たちです。ジャンルは以前なら主にアニメ、去年あたりからは中学生と小学校高学年はアメリカのコメディやSFなども見たがるようになりました。小学生五年生の文字を読むスビードが上がり、字幕を追えるようになったこととも関係があるんでしょうかね。

我が家では「日本語に限りYouTubeフリー」という条件で、日本のアニメ・動画を自由に視聴させています。「けしからん育児だ!」とか「放置ブレイじゃん」などといった大ブーイングが聞こえてきそうですが、これが結構日本語の上達を後押しした感じを抱いています。ただ、不思議なことに、いわゆる耳から言葉を仕込むことはできても、それが会話の中で活用されているかについては個人差が現れているようで、日本語学習に新たな謎を生み出してしまったのが困りもの。

「言語の習得にはインプットが大切」との研究報告はありますが、インプットによってアウトプットの向上が「自動的に」「すべての学習者」によって達成されるわけでもないのかななどと感じています。

 

以上のような状況下、洋画嫌いの私の音頭取りで、夕食後の手持ち無沙汰な時間を邦画で濁したわけですが、見た映画は「Always 三丁目の夕日」「Always 続・三丁目の夕日」と来て、妻の帰国後に「Always 三丁目の夕日 ’64」というラインナップになりました。中学生と小学生高学年の二人の邦画への関心は、恐らく日本の映画館で見た「宇宙一バカなサムライの映画『銀魂』」による影響かと思います。きっとそうに違いない!ありがとう、銀時さん。

 

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駆け上がる日本史

継承日本語教育に関する面倒臭い諸々のことは、ひらがな・カタカナの学習を終えた後にやってきます。というのも、それより以前は「ひらがなとカタカナを覚えさせる」という明確な到達目標が設定できるからです。この目標はどの日本人の親御さんにとってもほぼ無意識に共有されているものであり、国の内外を問うものではありません。あるいは、外国人のための日本語教育でもかぶっていると言ってもいいぐらいの自明のことかと思います。言い換えれば、ここまでは『幼児教育』と方向性が同じなわけです。

 

ひらがな・カタカナの学習が終わりました。さて、「次」はどうしましょう?

 

といったところで継承語教育は突然カオスに陥ります。

 

どこまでの日本語能力を身につけさせるかについて共通の具体的コンセンサスはありません。教えるための適切な教科書もありません。それぞれの子供の日本語能力はてんでにバラバラです。何を、どういう風に教えるべきかという研究も進んでいません。日本語だけではなく、日本文化に関してもいろいろと身につけてほしいと多くの親御さんは願っています。ついでに言えば、教室に集まる子供の年齢と認知力もバラバラです(涙)。

 

仕方がないので・・・ということで、当塾では私の「願望」を到達目標として一方的な授業を進めています。「私にとって都合の良い日本語と知識を身につけさせる」という手前勝手なゴールです。なんといっても、継承語教育は親の勝手な都合で実施していると自認していますので。

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めざせ双六

塾生の理解力向上について、別に定期テストを実施しているわけではないのではっきりとしたことが言えるわけではないですが、中期目標へと向かって着々と下地整備が進んでいるという手応えを感じている今日この頃です。その中期目標というのはズパリ

 

 双六で遊べるようになろう!

 

だったりします。こう書いてしまうと相当ふざけた感じがするのですが。

双六というのは日本人なら絶対に遊んだことのあるゲームのはずです。同時に、種類も様々。知識としての情報が何ら含まれない、純粋に遊びのボードがある一方、それが例えば地図のようなものから作られていて、ある常識を持っているとさらに楽しめるようなものもあります。後者の類のものなら、当然地理に関する知識があればエキサイティング度も高くなるはず。実際にこういうことがありました。

子供と『どこでもドラえもん日本旅行ゲーム』をしていた時のこと。東京にゴールを設定していた長男が、仙台あたりで「ルーレットを回して奇数が出れば福島へ。偶数が出れば広島へジャンプ!」といったようなカードを引き当てました。(実際にはもっと違っていたような気がしますが、状況はそんな感じでした)そこで長男は見事に偶数を出してしまったと。

一人大笑いしましたが、一緒にプレイしていた娘&スカを引いてしまった長男自身は「???」な状態。ここで広島と福島、同じ「島」がつく地名でも全然場所が違うという常識を持っていれば大いにツボにはまるところです。

要は、こうした地理の知識を身につけてもらおうというのが先ほどの中期目標を真面目に書き換えたものなのです。

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現状報告を兼ねて

またまた結構時間が空いてしまいました。ま、あまり毎週のようにご報告申し上げることもありませんので致し方ないかなと思ったりもしています。ブログ運営というのはややもすると記事アップが苦痛になってくるもんですが、それで最終的に止めてしまうというようでは本末転倒という気もしますので・・・。それにしても留守しすぎですかw。

 

塾の方はまあ通常通り学習を進めています。おかげさまで先日は16回目の授業を行うことができました。生徒は我が子を含め六人ですが、毎週のように日本の日常生活で耳にするであろう言葉を聞き続けているので、今現在、日本との精神的距離が何もしてこなかった場合に比べてグンと近くなっているはずです。

その事は、先日お話しさせていただいたかつての補習校同級生のお母さんからも感じました。そちらのお子さんは現在も補習校に通われていますが、北海道・本州・四国・九州という言葉を知っているかさえ怪しいとのことだそうです。まあ、そうでしょうね。補習校では国語と算数がメインですから。ただ、それでも日本で生活する小学三年生の児童はテレビや日常の会話から北海道・本州・四国・九州という語を耳にし、知り、その意味するところもなんとなく知っているのではないかと想像します。あるいは、旅行で行ったことがあるかもしれません。

こういう何気ない知識の面で、日本標準に少しでも近づけてやれたらと思う次第です。

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第三回目の授業をしました。

11月8日の日曜日。日本語塾の第三回目の授業を開催しました。

今回の特記事項として、一人の生徒さんが体験授業として参加しました。小学校入学前にベルギーに来られたお子さんで、日本語の方は聞く・話すについてはほぼ問題のないレベルです。実際に次回以降当塾に参加されるかどうかについては未定ですが、今回はとりあえずC君としてその様子を記しておこうかと思います。

 

授業内容ですが、今回もこれまで同様、三つの内容を扱いました。

  1. 日本語:丁寧な言い方と自己紹介
  2. 地理:日本列島(北海道・本州・四国・九州)、国土と地理(山地と平野)
  3. 野球用語

 

まず、日本語からです。

これまでの授業では丁寧な言い方とそれの応用として、自己紹介の勉強をしてきました。丁寧な言い方では若干戸惑う場面もありますが、これは「食べる→食べます」とる動詞の活用に引っ張られ、「飲む→飲むます」(こちらはう動詞。正解はもちろん「飲みます」)になってしまうということで起こる現象で、慣れで解決できる問題だと思います。

  1. 授業中の私との受け答えはセンテンスを完結させる(術部を省略しない)。
  2. 丁寧な言い方を使うという点を徹底する。

以上の配慮で彼らの経験値を高めていこうと思います。

 

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本物志向で

IMG_3398一週間の第二次緊急帰国から無事生還しました。当初は一人で帰国のつもりだったんですが、なんだか娘と長男が飛行機の隣の席に座っていました。「学校はどうした?」とツッコミたいところですが、まあ当家家族代表ということで、うやむやのうちに入国。ええんかいな。

 

さて、本来の緊急帰国の目的は葬儀のためだったんですが、それは到着当日の数時間後ということで、本題の方があっという間に終了という頭でっかちな日程となりました。読経も木魚も子守唄状態で終了。

後は一人でゆっくりするつもりだったんですが・・・。なんだかまた子供のお世話三昧でした。

 

つい二週間前は次男の初来日で、日本に対する好印象を持たせようと金に糸目をつけず毎日動き回っていました。娘と長男がかつて遊んだところや新規に登場したプレイルームなどがメインでした。今回、本来の目的を初日にあっさりクリアした娘と長男が希望した日本の過ごし方はやはりかつてのアレです。キッザニアとキッズプラザは彼らの脳内では既に所定のルートになっていた模様ですが、そこはそれ。もう8歳と10歳ですし、ホームメイド社会科も受講してきたこともあって(めっちゃ休講が多かったですが)、遊園地の類はあっさり却下です!というわけで、今回の滞日のお題をお勉強の一環としてのリアルJAPAN体験にロックオンしました。

 

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