日本語への接近

いきなりですが、第一子をワンオペで育児していたおっさんの心の拠り所は「手抜きぐらいがちょうどいい」という格言(妄言?)でしたw。

 

今も世界のどこかで完璧な育児を目指そうと頑張っておられる方がいるかと思うんですが、どんなに頑張ってもその頑張りは二人目、三人目となれば減退してゆくものです。それでも子供はなんだか育ちましてw。

教育についてもまた然り!

 

ええ、三人目、四人目は日本語継承なんてな〜んにもしませんでしたw。

 

一応、三人目である次男には補修校断念と引き換えに、自宅学習でひらがなは覚えさせましたが、それだけ。日本語の読み・書きのハードルは高すぎますし、かつベルギー社会でそれが即役に立つものでもないことからリソース割く気も起こりませんね(現在進行形!)。将来、「ひらがなはわかります(キリッ)」なんてドヤ顔させるのもみっともないので(お父さん日本人なのにw)、いっそのことそれも忘れてもええよ・・・みたいな。

 

ということで、第三の男たちには日本語を継承させるという意思もない父でしたが、一方で子供がこちらの話す日本語の指示がわからないというのも都合が悪いなぁとは思っていました。

 

父「台所から○○持ってきて!」「靴下はいて!」「鞄に○○入れた?」

子供(固まったまま)「???」

 

Read more

娘とドイツ語について語ってみた。

中学校へ上がった時の娘の夢。

ドイツ語を勉強する!(はぁと)

だそうです。これ、結構真面目な夢です。

 

世間的に言えば、娘は1/4はドイツ人ということになるので、ある意味自身のルーツに対する純粋な興味ということなのだと思います。そのために、選択科目にドイツ語が用意されていない今の学校の中等部への進学は、たとえ仲のいい友達と離れ離れになろうとも全く眼中にないという状況です。

それ以外にも、言語そのものに興味を持っているようで、フランス語も「嫌だ、嫌だ」と言いながら、結構いい成績をもらってきます。

ティーンエイジャー化が進行中の昨今、いろんな英語の音楽を聴くようになって勝手に英語のレベルアップもしています。まだ学校で習ってはいないので、実は文法がかなり怪しかったりしますが、空耳の精度はいいので11歳にしては様になっています。

 

そんな折、昨日、妻の実家で面白いものを見つけました。日本の高等専門学校で使われていたドイツ語の教科書です。娘用にと持って帰ってきました。

Read more

日本語の立ち位置

バイリンガル育児ブログの再開に際し、一度我が家の子供たちの日本語状況を整理しようと思います。

我が家には娘、長男、次男、三男がいますが、それぞれの日本語状況は以下の通りです。

娘(現在現地校五年生):日本人学校補習校に三年生まで行きました。日本に滞在した期間が最も長く、一週間ですが日本で体験入学もしました。日本の家族と最も多くコミュニケーションをしましたが、日本語のレベルは同じ年齢の日本人並ではありません。私が主夫をしていた時に日本語漬けの幼年期を過ごしました。従って、最初優勢だった言葉は日本語です。現在のところ、彼女の話す日本語は自分の頭で自分で翻訳したものが原型であるような、そんな印象があります。文法的な間違いがやや目立ち、不自然な言葉の選択もみられます。しかし、日本人とのコミュニケーションに問題が生じるほどではありません。発音、聞き取りについてはなんら問題を感じません。


Read more

異国で日本文化の共有を目指す。

今、我が家でこんな歌が流行っています。2歳になったばかりの三男が歌を歌えるようになったので、しきりと口にし、兄弟揃って毎日合唱・・・というのがリビングの日常風景。そこに妻も加わり、オランダ語のちょっとした合唱会になるわけです。

この動画のタイトルはオランダ語で”Kinderliedtes van vroeger”とあり、訳すと「昔の童謡」となります。多分、この歌に思い入れのある、(恐らくそれなりの年齢の)どなたかがアップされたんでしょう。説明文には”Vintage kinderliedjes”(=古いが上質の童謡)といった言葉も使われています。

こうした過程を通じて文化というものが継承されていくんでしょうねぇ。まことに微笑ましい光景です。でも・・・。

こんな時、お父さんとしてはちょっと寂しかったりしないでもないです。

Read more

ワッフル=ゴーフルの法則

日本語で言うところの「アントワープ」というのは、恐らく英語に由来するんでしょう。オランダ語だと”Antwerpen”と筆記し、大体「アントヴェルペン」といった具合に発音します。これがフランス語だと”Anvers”となり、カタカナ表記だと大体「アンヴェルス」という発音になります。
いずれも「A-なんとか」といったA繋がりの関連があるので、何となく「あ、仲間・・・」という気もします。

こういったベルギーの地名表記の違いは、よくベルギーのガイドブックでも注意喚起されているところです。

旅行で訪れるならLiègeに対するLuik、Mechelenに対するMalines、Bruggeに対するBrugesなど、なんとなく分からないでもないというところで落ち着くかもしれません。モンスという町がフランス語でMons、オランダ語でBergenだったり、トゥルネーがフランス語でTournai、オランダ語でDoornikとなるのは例外と考えてもいいでしょう。実際にはもっといろいろあるんですが。

気をつけないといけないのは、ベルギー国境の外にいる場合です。リエージュのような大きな都市だとドイツでも道路標識が出ていたりしますが、ドイツからベルギーに戻ろうとしてリエージュを目指しても、Lüttichというドイツ語の名前を知らないと目標すら見つけられないというとんでもないことになります。これは経験談です。


Read more