秋の異変?
12月5日はシンタクラースです。
(※ベルギーだと翌日の6日が本番です。)
こういうフレーズはネット上でもう珍しいものではなくなりました。それほどまでに、この日は今日オランダやベルギーに在住する日本人が避けて通れない(ブログなどで触れずにはおれない!)イベントになってしまったようです。
ここでシンタクラースについてごくごく簡単に触れておきますと、「それはサンタクロースの原型になったと言われる行事で、17世紀にオランダ人によってアメリカに持ち込まれ、紆余曲折を経て今日のサンタクロースとなったもの」と考えていただければお分かりいただきやすいかと思います。
シンタクラースはいろいろ調べていけば疑問だけがどんどん膨らんでゆくという謎の多い伝統行事です。ネット上にもいろいろな説明が日本語でも見られるようになりました。本当に話の尽きないものなんですが、10年前(古くてすみません)に「シンタクラース謎々紀行」としてまとめたことがありますので、ご興味がおありの方はそちらの方もご覧ください。
さて、ここ数年はハロウィーンが割り込んできた感があり、出だしはいくらか大人しくなった気もしますが、既に10月にはスーパーにシンタクラースを型どったチョコレートが並び出します。ハロウィーンの去った今の時期はシンタクラースの独壇場。郵便受けにも厚手のおもちゃ屋のカタログが舞い込んでくる季節です。今頃オランダでは町のあちらこちらにピートというシンタクラースの家来が出没し、お菓子を子供に配り歩いている頃だと思います。
ベルギーはオランダほどには盛り上げませんが、それでも先週末は町の子供服屋でシンタクラースとの記念撮影会があったりと、イベントの噂は絶えません。