母の日レポート?

今度の日曜は母の日です。来週末だと思っていたんですが、ゴールデンウイークに被るとちょっとせわしないですね。

日本だと日曜も店舗が開いているのが普通なので、別に当日何かを用意するという最後の手段もあるんですが、こちらは日曜日は町自体が死んでしまいますのでそう呑気に構えているわけにもいきません。臨時に花屋だけは開いていたりするんではありますが。

子供達も学校や保育園でせっせと何かをこしらえている模様。昨日、長男に(現地小学校二年生)「昨日学校で何勉強したの?」って聞いたところ、「何も」ですと。はぁ?Nothing?

一日中お母さんのために何かを作ってたらしいです。ええんか、そんなんで?

 

母の日といえば、ベルギーでもアントワープ周辺は8月15日が本来の「母の日」だそうです。聖母マリアの日ということで。アントワープ州のとある町出身の妻も最初はこちらに従っていたので、ちょっと面食らいました。

最近ではこの夏休み中の、あまり商売に結びつきそうもない時期の一日は存在感が薄くなっているようです。商業主義にはかないまへんなぁ。

 

ところで、今朝の無料新聞の記事によると、母の日を目前に、Save the ChildrenというNGOが「世界お母さんランキング(勝手に命名。正式名は”2015 Mothers’ Index Rankings”)」なるものを発表したそうです。毎年恒例のレポートだそうで、日本にも拠点を持つ団体ですが、初めて知りました。

それによると、ベルギーのお母さんは世界で10番目にナイスなお母さんなのだそうです(という記事の書き方でしたが、それ、何かが違うよ)。

去年のランキングもそうですが、トップ5はいずれも北欧諸国が占め、その後をオランダ、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ベルギーが追う形となっています。

集計に使われる指標は、1.母親の健康、2.子供の福祉、3.(母親の)教育状況、4.(母親の)経済状況、5.(母親の)政治状況です。ちなみに日本は32位で、アメリカがその次だそうです。ま、こういう指標ならさもありなんなポジションでしょうね。

別に日本の順位に不満があるわけではありませんが、この指標だと「家庭の外から見えるお母さんの姿ランキング」と読み替えられそうな気もします。指標が客観的すぎますよ。

ここに産休・育児休暇の消化率や家事の負担率、子育て中の女性の余暇の過ごし方、出産・育児にかかるコスト、子育て支援環境、親子関係等々といった社会的・家庭内的指標(それは恐らく公的な数字に表れにくいのでしょうが)を加えたりすると、もっと順序が変わったりするのではないかと思いますし、もっと「理想」という言葉を交えて語ったりもできるようになると思いますが。

少なくとも、以前の記事「『さもありなん』な新聞記事」から読み取れる「夫婦の就業の姿」という指標を被せても、違った形が見えたりするのは私だけでしょうか。

 

今回のランキングではオランダが5位という場所にいますが、例えば、オランダでは小学生は昼ごはんを家に帰って食べます。今でもそうではないかと思いますが、オランダで子育て中の皆さん、どうでしょう。

これはまだオランダに住んでいるときから議論になっていました。この制度を維持したい人々の主張は、「子供が学校で(親と離れて)ご飯を食べるのはかわいそう」というものでした。でも、誰が子供を昼休みの学校へ送り迎えするのでしょう?「おばあちゃん!」と言えるかもしれませんが、全てがそうではないでしょう。

結局、親が仕事を中断して学校へ行かなければいけません。お父さんがそんなことをしますか?大抵の場合、これはお母さんの仕事になっているのではないでしょうか。女性が仕事を選ぶ場合「仕事と家事・育児のコンビネーション」が基準になります。「昼食のための送り迎えができる範囲」というのが条件にならないでしょうか?

 

結局のところ、「いいお母さん」というのは子供の心が決めるものです。そうである以上、親子の数だけ違った評価があり、いずれもが独自に意味のあるものです。どこより上とか下とかといったランキングの問題ではないはずです。

子供にとって唯一無二のお母さん、そして、お父さんになれるよう努力すること。結局それに尽きるのではないかと思います。

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