誕生日プレゼントはKindle本で

もうすぐ妻の??回目の誕生日です。

リマインダーを何重にもかけ、プレゼントも高いものは必要ないですが、ちゃんと期日までに用意する。朝の第一声は「お誕生日おめでとう!」で。気を引き締めないと。

 

さて、私は数年来、妻の誕生日とクリスマスに必ず贈るものがあります。私は誕生日に妻からモノをもらったことがありませんが、ハハハ。

私が毎年二回、妻にプレゼントするもの、それは日本の小説です。

 

彼女は日本語は全然問題なく、夫婦の会話も情けないことに日本語です。ここに私のオランダ語が上達しない原因があるんですが、まあそれは置いておくとして、毎年プレゼントする小説を選ぶのが一苦労です。

それは翻訳本でないといけないからです。

別に日本語版を渡しても読めるはずですが、やはり翻訳本の方が読みやすいようです。既に、彼女が日本語を専門にしていたのは遠い昔のことですから。

私自身もよく本を読む方なので、「あれをお勧めしたい、これを読んでほしい」というのがあるんですが、その翻訳本となるとまずないですね。なんとか苦労して話題の一冊、読んでよかったと思う一冊を発掘し、これまで贈ってきたのが以下のものです。

このリストを見て偏りに気がつく方は読書家ですね。

そうです。直木賞や本屋大賞受賞作など、割と大衆向けのものばかり並んでいます。敢えて言えば、吉田修一さんと小川洋子さんは芥川賞作家ではありますが、ここでは本屋大賞受賞作です。

 

文化庁が2002年に現代日本文学の翻訳・普及事業(Japanese Literature Publishing Project)なるものを立ち上げ、いろいろと現代日本文学の拡散に努めているようです。そこにずらりと並ぶ作品はいずれも高尚な感じのするものばかりですが、実際にこのプロジェクトで選ばれた作品のどれぐらいが市場に出てくるのでしょう。

残念ながら、役所が選ぶものと、市場が選ぶものの間にギャップを感じてしまいます。本当に名前の挙がった作品が翻訳されているのかどうかさえも疑わしくなってしまいます。

毎度のようにAmazon.ukを中心に、今回はベルギーの電子書店も見てみましたが、個人的お勧め作品どころか、先の事業で名前の挙がっていた作品も見当たりません。

 

うーん・・・。

 

と、今回はここでふと思い直しました。Amazon.co.jpはどうだろうか。Kindle本なら送料かからないし。洋書扱いとしてあるかも。

結果的に、この発想の転換はビンゴでした。まだ詳しく物色したわけではありませんが、Amazon.ukよりはありそうです。自分が日本語で読みたい本もありました。正直、迷いました。

うーん、どれにしようか。

結局今回選んだのは阿刀田高さんの作品で、タイトルは”The Square Persimmon & Other Stories“というものです。残念ながら邦題が分かりません。でも、阿刀田さんの作品ならハズレはないでしょう。私の好きな、そしてお勧めの作家さんです。何より、短編の切れ味というものを知らされた方です。読んで損はないはずです。

直木賞作家なので、選択した作品の偏りを修正することはできませんでしたが、それは次回への宿題ということにします。

というわけで、今回はうまくこの難局を乗り切ることができました。実は、次回の選択もほぼ決まっています。これで数年は気楽に妻の誕生日とクリスマスを迎えられそうです。願わくは、もっともっと選択肢に悩むぐらいに翻訳が出てきてくれるといいです。

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