非常識な歴史学習法

日本語塾のその後です。

塾といってもその形態は、既に我が子と預かっている子供さん二人の計4名という寺子屋状態になってしまっているんですが・・・w。

 

その寺子屋も今年度からやや授業形態を変えたという話は本ブログでも以前お話しした通りです(詳細はこちらから)。路線変更の具体的要点は「親を巻き込め」ということに尽きると思います。と言っても親に授業の補助を頼むとかそういった類ではありません。継承語の核心は何と言っても「親から引き継ぐ」にあると考えています。この核心部分を日常生活の中で実現すること、すなわち家庭での平凡な日本語会話を親子間に根付かせること、週2時間だけの先生という他人からの「授業」で完結してしまわない継続的な日本語でのやり取りを紡ぎ出し、定着させることこそが「継承」の中身なのではないかという思いがそこにあります。合言葉は、

 

 繋ぐ・繋がる

 

です。これを踏まえての新路線ですが、取り組みを開始したプロジェクトは日本史学習です。さて、理想を踏まえながら、一体これをどう実現するかですが・・・。

 

去年までの学習では、現代から時代をさかのぼって今に続く日本史のさわりを学習しました(関連記事はこちら)。そこでは、平成・昭和・大正・明治、そして侍の時代である江戸時代について話しました。江戸時代の前には日本中で侍同士が戦争をしていた時代(戦国時代)があり、侍の時代(室町時代・鎌倉時代)が続いた先に、京都や奈良が首都(のようなもの)であった貴族の時代がある。この時代は当初中国との関係が深かったことにも触れておきました。以上のようなことを歴史図鑑や補習校からいただいた教科書、ネット上の動画などを交えてインプットしたんですが、それをもう少し掘り下げ、かつ親も楽しんで子供に解説したくなるような仕掛けを考えなければなりません。

 

いろいろ悩んだ末、一緒に時代劇のようなものを鑑賞しながら学ぶというかなり非常識なプロジェクトを立案してみました。最初は映画鑑賞を考えていたんですが、適当な内容・長さのものが見つからず、結局選んだのがドラマ『信長協奏曲』です。

この作品は歴史ドラマというより、(個人的に思うには)かなりフェイクの入った歴史喜劇のように思いますが、とりあえずそこでは戦国という日本の一つの時代風景が描かれ、信長・秀吉・家康といった日本人なら誰でも知っている歴史上の重要人物が画面上を駆け回ります。ドラマなのでトータルの時間が長い分、ストーリーも適度に詳しくなり、初心者にとってもそれぞれの登場人物や事件とのつながりが理解しやすくなります。ドラマとしての面白さもあり、主役が映画『銀魂』で見た小栗旬であることも我が子には受け入れやすかったようです。そして何より(ここが重要なんですが)、親の我々が楽しめ、いろいろと解説やツッコミも入れまくりです。

 

現在までのところ、今川義元が桶狭間で討たれた回まで見ました。桶狭間の戦いが夜襲じゃなかったことや義元があんな感じのマヌケではなかったことなど、史実としての注釈を加えながら、あるいは、たとえ同じ日本であっても500年前にタイムスリップすれば日本語でコミュニケーションできただろうかという現実的な問題も考えさせながら、親子ともども楽しい時間にできたのではないかと思います。

 

 

日曜日の朝っぱらから漢字の勉強・・・という重くてジメジメした感じにせず、楽しくリラックスして日本語のやり取りをする。親もワクワクしながら日本語で話しかけたくなる。そんな時間が「その後の日本語」を導いてくれるようになったなら大成功です。

 

いずれ、いろいろな時代を背景にしたドラマや映画を順次視聴し、日本史の全体的な流れを理解してもらおうと思っていますが、これまでのところ、我が家にとっては長男が「うつけ!」なんて言葉を使いこなせるようになったのが最大の成果のようです。

 

 

《お知らせ》
日本語塾では一緒に日本語を学ぶ仲間を募集しています。「日本」という共通のバックグランドを持つ子供たちの友達作りの場にもなります。ご興味のある方はこちらから是非ご連絡ください。

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