日本語能力試験と日系国際児

年賀状2018-1

ようやく冬休みも終わり、家が静かになったことで仕事をする時間が確保できましたw。

というわけで、新年最初の記事は日本語能力試験 JLPT と日本語継承についてです。

 

もう何度もこのブログで告白してきましたが、個人的には日本語能力試験は継承日本語を身につけることを目指している日系国際児にはあまり関係のない資格だと思っています。あくまで「個人的には・・・」ですが。

というのも、文法問題が出題されることや読解という机に向かってする学習を準備として必要とするなど、受験生に日本語を学ぶ外国人が想定されているように感じるからです。

 

日系国際児の場合、文法は教科書などを使って「学ぶ」というより、会話の中で自然と「身につける」ようなものなのだろうと思っています。従って、「答えを選ぶ際には耳に残る音で最も自然に感じるものを選択するように(文法的理屈ではなく!)」と長男には指導しました。また、読解問題も読み手の興味とは一切無関係に、ただ読んで正解を探すという作業になります。本来なら興味のあるもの(それが文章であれ、映像であれ、漫画であれ)を通して理解度を高めるというのが継承語学習だと思いますが、そのあたりもやはり「特殊」な印象を持ってしまいました。まあ、試験なのでここらあたりは当然といえば当然なんでしょうが。

他にも、日本語能力試験のサイトでそのメリットが紹介されていますが、小学校や中学・高校に在籍するような年齢の日系国際児にはまだあまりありがたみのないようなメリットでした。しかも、それを得るにはN1やN2という高いレベルでの合格が条件になっています。

 

こんなちょっと異次元のイベントのような試験ですが、それにもかかわらず、今回、長男に受験させたのは本人の自分探しの手がかりになればと考えたからです。学校の成績が抜きん出ているわけでもなく、好きなテニスも特別上手いわけではない長男が、他の友達とは違う自分の姿を日本語を通して確認してくれればなあという親の願いです。

 

そんなベルギーの10歳児。とりあえずは補習校第三学年の一学期を二年ほど前に終えたばかりであること、かつその後、YouTubeのゲーム攻略動画を通してみっちり耳を鍛えてきたことで、合格への手応えは十分にありました。実際、「いけた」そうです(本人談・・・汗)。

一般論として、補習校低学年を終えた10歳ぐらいの日系国際児なら(それ以下の年齢であれば、日本語能力よりも認識力の問題で無理があるかと思います)、日本語能力試験のN5レベルであればそんなに無理なく攻略できるのではないかと思います。もちろん、こうした日本式の試験に慣れていない彼らには解答用紙への解答と必要事項の記入方法、出題形式の理解を徹底しておかなければいけませんが(この辺は以前の記事をご参考ください)。

 

もし、読者の中で、お子さんに日本語能力試験に挑戦させてみたいとお考えであれば、本記事が参考になれば幸いです。

 

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