近況報告など

随分と時間が空いてしまいました。最近は昔やっていたベルギーの政治関係の研究を再開したこともあり、ちょっと二正面作戦の泥沼にはまりかけています。今回は後々の備忘録も兼ねて、我が家の日本語の現状をまとめておこうかと思います。

 

4月も終わりに近づきましたが、補習校入学予定だった次男は、結局土曜日は家にいることになりました。2月の入学説明会には一応出向いたのではありますが、お話を聞くこともなく、近くにできた日本食材店でラーメンを買って帰宅。性格的にどうもあのハードな週末に耐えられそうにない(これは私自身にも当てはまります)ので、首に縄をつけてまで通わせることもないかとあっさりこちらが引きました。この辺、「日系国際児の日本語教育はひとえに親の希望(俗な言い方をすれば「ゴリ押し」)である」との指摘が心に引っかかっているからであることを告白しておきます。涙ちょちょぎれの子供に宿題をさせる精神的気力・時間的余裕はおっさんには残っていないですし。三人目の余裕というか、手抜きというか・・・。「なにがなんでも日本語を!」という魔法の呪文は賞味期限が切れたようです。

次男には彼に合ったやり方で、自宅学習という方法を模索しようと思います。今のところ、以前はこちらの日本語が理解できなかったのが、ほぼ無理なくコミュニケーションできるようにはなりました。でも、返ってくるのはまだいつもオランダ語。今後、日本語での発話の方を少しずつ促すとともに、ひらがな・カタカナ学習に入りたいと思います。このレベルだとまだ幼児日本語教育の方法論がそのまま使えるので(というか幼児教育そのまんまなんでしょうが)、やり方等については上の子供の時の経験もあり、あまり悲観はしていません。本格的に継承語教育の領域に立ち入るのはひらがな・カタカナ以後だと思っています。

 

一方、上の二人の子供の日本語をどうするかというのも重要な課題です。

現状から言えば、二人とも日本語で話すことができます。しかし、正直、かなり異質な日本語を話しています。特に一番上は。

この二人の日本語をもう少しまともなものにしようというのが当面の目標になります。そのためにどうするか・・・ですが。

 

日本語の教育には日本人向けの「国語教育」、外国人向けの「外国人のための日本語教育」、そして日系国際児のための「継承日本語教育」の三種類があることが指摘されています。これまで「継承日本語教育は外国人のための日本語教育とは別物」との立場から、後者のための教材を取り入れたことはありませんでした。外国人向けの日本語教科書を利用するには「文法」に関する知識も必要であるからです。しかし、改めてこうした日本語教科書に目を向けてみるに、結構きちんとした日本語が取り扱われているのは確かです。「継承日本語教育にも結構使えるのではないか」との感触は持つようになっていました。幸い、一番上の子は中学校に入って文法を学び始めました。小学校五年生からフランス語学習は始まっていましたが、昨今のベルギーの教育は文法抜きの「聞ける・話せる外国語」をモットーにしていますので、文法的知識はほぼゼロでした。中学校になって、主語や述語、動詞・形容詞、活用といった語彙・概念に触れるに及んで、ようやっと日本語教科書が使えるところまで来たというところです。

 

以上のようなわけなので、今週から私が普段職場で使っている教科書GENKIを使い始めてみました。スマホ用のアプリを使い、音による活用の確認からスタート。文法学習(知識としては重要視していませんが)を通した「清く正しく美しい日本語」(これは本人の希望でもあります)を目指そうと思っています。他方、漢字や語彙、音読練習はこれまで通り、できる限り国語の教科書を使ってゆこうと思います。

 

ハイブリッドな感じになりましたが、継承語教育の教材開発をも視野に入れた新しい取り組みとしてやってみようと思います。長男についてはまたいずれ。

 

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