外国人にオススメしたい日本映画
仕事柄、邦画をよく見ます。こちらでもアジア映画というコーナーが量販店のDVDコーナーに設けられるようになり、割と邦画DVDも手に入るようになりましたが、やはり数も少ないですし偏りがあったりもします。というわけで、外国人にも安心してオススメできる日本映画の開拓に日夜励んでいますが、今日はその成果をご披露しようかと。
真剣に邦画を見るようになったのは数年前からで、これまで100本近く見ました。多分、それ以前に見た邦画総数を上回っているのではないかと思います。それほど以前は「映画といえばアメリカ映画でしょ」な野郎でしたので。
視聴する映画の見つけ方はネット上によくある映画好きの方のおすすめランキングであり、アマゾンのレビューです。まあ、ありがちな方法ですが、できるだけ効率よく良作を見つけるためということで。
これまで見たものは以下の通りです。順位がつけられるような技量はありませんのでランキングはなしです。(個人的なオススメにはリンクを貼っておきます)
Love Letter |
いま、会いにゆきます |
砂時計 |
ただ、君を愛してる |
天使の恋 | 四月物語 | 虹の女神 | 世界の中心で、愛を叫ぶ |
引き出しの中のラブレター | 東京少女 | きみにしか聞こえない | 好きだ、 |
雨の翼 |
UDON |
大停電の夜に |
Shall We ダンス? |
おくりびと | スーパーの女 |
キッズ・リターン | しゃべれども しゃべれども |
ぐるりのこと。 | うなぎ | 悲しいボーイフレンド | 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 |
クライマーズ・ハイ | 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? | Always 三丁目の夕日 | Always 続・三丁目の夕日 |
誰も知らない | それでもボクはやっていない | めがね | ビルマの竪琴 |
神童 | 県庁の星 | 夕凪の街 桜の国 | ごくせん THE MOVIE |
バッシング | KIDS | 119 | 村の写真集 |
アフタースクール |
ゆれる | 壁男 | 山桜 |
たそがれ清兵衛 | 花よりもなほ |
必死剣鳥刺し | 隠し剣鬼の爪 |
壬生義士伝 | るろうに剣心 | ゴールデンスランバーズ | K-20 怪人二十面相・伝 |
ステキな金縛り |
運命じゃない人 |
鍵泥棒のメソッド |
舞妓Haaaan!!! |
12人の優しい日本人 |
キサラギ | 嫌われ松子の一生 | THE 有頂天ホテル |
ニッポン無責任時代 | ハンサム★スーツ | サマータイムマシン・ブルース | シコふんじゃった。 |
天然コケッコー | タンポポ |
電車男 | テルマエロマエ |
Railways | 京都太秦物語 | 秒速5センチメートル |
天空の城ラピュタ |
海が聞こえる | 風の谷のナウシカ | ハウルの動く城 | 風立ちぬ |
時をかける少女(アニメ) | サマーウォーズ | となりのトトロ | 火垂るの墓 |
君の名は。 | Always 三丁目の夕日 ’64 | 天地明察 | 本能寺ホテル |
3月のライオン | 時をかける少女(仲里依紗) | 銀魂 | うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー |
シン・ゴジラ | WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ | イニシエーション・ラブ | うる星やつら オンリー・ユー |
言の葉の庭 | 神戸在住 | べっぴんの町 | 雨あがる |
女子ーズ | 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ | 雨の翼 | スウィングガールズ |
個人的に教室で外国人に勧められる邦画の基準は次のようなものを考えています。
- こちらで紹介されていないもの。
- ユーモアのあるの。
- 暴力シーンや性描写があるのはNG。
- 抽象的で難解なのもダメ。
- アニメはダメ(生徒の方がよく知っている)。
でしょうか。
こんな感じで選んでいると、いつの間にかコメディ系に偏りが出ていることに気づきました。やっぱりどこかで笑っていただかないと。ただし、教室で見た100%コメディというのは『ハンサム★スーツ』と『テルマエロマエ』だけです。
DVDを生徒と見る場合、問題は日本から取り寄せると英語字幕がないということでしょうか。値段も高いし。というわけで、DVD購入は大抵eBayで香港やタイのショップからになります。値段が手頃な上、大抵英語字幕がありますので。
私が教室で外国人にもオススメできる映画で、英語字幕のあるものは以下のタイトルです。
- Love Letter
:岩井俊二監督の映画はいつも映像が秀逸ですが、この作品はストーリーも「あっ」と驚く仕掛けがありました。
- いま、会いにゆきます
:雨のシーンが綺麗なファンタジー・ロマンス。ファンタジーもロマンスは苦手なんですが、この映画はちょっと別。
- 運命じゃない人
:内田けんじさんは好きな監督さんの一人で、新作が発表されるといつも見ます。この作品ではヤクザ社会の裏事情が垣間見られたりと、外国人にはウケそうな内容ですが、ストーリーに仕組まれた仕掛けが素晴らしいです。
- Shall We ダンス?
:登場人物のひたむきさが好感が持てます。外国人にとって面白いかは自信がないですが。日本アカデミー賞を総なめした作品ということで、話しておく価値はあるでしょう。こちらでは意外とDVDが売ってないんです。
- 花よりもなほ
:庶民の中の武士ということで、いわゆる「サムライ」概念を打破する作品としてイチオシしておきたいです。
- スーパーの女
:ちょっと古いですが、日本のスーパーの裏側を覗けて新鮮かもしれません。
- シコふんじゃった。
:相撲について少し知ってもらえるコメディです。軽いノリで楽しんでもらえれば。
- ステキな金縛り
:最近見つけた作品です。日本的な心霊現象とコメディをミックスした法廷劇。安心して見ていられる作品です。
- 天地明察:いわゆる時代劇ですが、江戸時代の日本を数学・天文学の視点から眺められる点は画期だと思っています。
- Always 三丁目の夕日:日本が戦後復興途上にあった時代の風景を知ってもらうためにも、同シリーズは全て見てもらいたいです。
他にも、見せたいんだけどちょっと問題が・・・というのが、
- 東京少女
:ストーリーはいいんですけど、英語字幕付きが手に入らず。
- タンポポ
:ラーメン開発が理解できていいんですが、時々役所広司さんと出てくる裸のお姉さんがちょっとねぇ。
- 山桜
:典型的なサムライ映画。武家社会にある者の立ち居振る舞いが美しいです。英語字幕付きが入手できず。
いかがでしたでしょうか。私はいわゆる映画ファンではありませんが、せっかく子供に日本語を教えていることでもあり、こうした作品をいずれは子供と一緒に鑑賞する日を夢見ています。さいなら、さいなら、さいなら。