第四回目の授業をしました。

11月15日、日本語塾の第四回目の授業を開催しました。体験授業を含めれば五回目の授業です。一緒に勉強する仲間は当初の四人から五人に増え、今回はもう一人授業を見学に来たお子さんがいました。そちらはお兄さんの方もご興味をお持ちのようです。皆さんの期待に応えられるよう、しっかり目標を持って指導に励みたいと思います。

 

ではいつものように授業内容からお話させていただきます。

最初は日本語です。

今回も自己紹介を中心に勉強しました。どの生徒も名前・出身(日本にいることを想定して、「ベルギーから来ました」で練習)・年齢・学年・住んでいるところ・好きなことといった基本情報をきっちり発言できるようになってきました。「初めまして」「どうぞよろしくお願いします」のフレーズを忘れてしまう子もいますが、これは覚えればいいだけなのでいずれクリアできるでしょう。

 

続いては社会科です。

まず、復習として、前回色塗りをした日本地図を見ながら山地と平野の広がりを視覚で確認しました。また、北海道・本州・四国・九州及び日本列島という言葉の確認(漢字を学習した子供には漢字で)をし、位置関係のおさらいもしました。四島の位置関係は問題はありません。九州と四国の向きがまだ怪しい感じがしましたが、これも日本地図を眺めながらの学習を積み上げれば問題解消といくはずです。どの子も「日本地図に慣れてきたなぁ」という手応えを得られました。

 

今回は、予定ではそろそろ算数に入ろうと思っていたんですが、社会科の確認をした後だったので、まず日本文化の授業としてプロ野球チームの本拠地調べをしました。

最初に、セ・リーグ、パ・リーグの2リーグ制で日本のプロ野球が運営されており、全部で12球団があることを話しました。その後、セ・リーグから各球団のシンボルイラストを見ながら名前の説明をしました。漢字を知っている生徒は頑張って漢字で、知らない生徒はひらがなで、教えられた球団名を書いていきました。

この練習の要点として考えていたのは、各球団の本拠地を確認しながら主要都市の位置関係を学習してゆくということでした。

現在、東京(ジャイアンツ、スワローズ)、大阪(タイガース、バファローズ)、名古屋(ドラゴンズ)、広島(カープ)、福岡(ホークス)、北海道(ファイターズ)、仙台(イーグルス)、横浜(ベイスターズ)、千葉(マリーンズ)、さいたま(ライオンズ)の各地にプロ野球球団があります。ただ闇雲に、「東京はここ、名古屋はここ、広島はあそこ」とするのではなく、何かと結びつけながら覚える方が記憶に残りやすいのではないかと思い、今回こうした作業をしてみました。

授業ではそれぞれの球団のシンボルイラストを切り抜き、白地図上で本拠地のある都道府県に色を塗りながら切り抜きを貼ってゆきました。来週以後も同様の作業を続けながら、特産品や祭りなどと結びついた地域の理解を深めてゆきたいと思います。

 

本来なら算数もする予定でしたが、上記の作業が予想以上に時間がかかり、あえなくタイムアップとなりました。日本語での数字の読み方や時間の読み方を学習する予定でしたが、それは次回のお楽しみということで。

 

さて、今回も一人の見学者がありましたが、せっかくということで一緒に自己紹介の練習をしてみました。その時、お母さんから一言「この子は日本語できないんです」といただきました。それで授業中、彼の様子を見ていたんですが、印象としはお母さんが心配されるほどには日本語能力は低くないと感じました。こちらの言うことをよく理解し、自己紹介は他の生徒がしているのを見てすぐにできるようになっていました。発音におかしいところもありません。

ふと思ったんですが、ひょっとすると「できる」「できない」のレベルが、どのご家庭でもかなり高め設定になっているのではないでしょうか。現在までのところ「日本語が聞き取れない」といったような問題を抱える生徒さんはいません。この点は私が普段教えている教室での状況とは全然違っています。日系国際児の場合、やはり日本語を聞き取るための「耳」は持ち合わせてるのだなとの印象です。

とすれば、とにかく今は会話のテーマの幅を広げられるように(=日本人親ともう少し複雑な内容が話せるように)基礎知識の確実な蓄積が進むべき道なのだなと思いました。

 

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