日立はFyraを救えるのか?
今朝の新聞に出ていました。ペラペラの無料新聞なのに。
日立がイタリアの鉄道インフラ会社の一部門を買収!
へー。何てことのない経済記事です。
ググってみるといろいろと詳しい(?)記事が上がってきますね。オランダ語でもググってみました。
なんか記事のニュアンスが微妙に違っています。
日本の記事
鉄道インフラで海外へ打って出る日立の戦略に弾みがつく!!
オランダの記事
をいをい。あの問題だらけの車両を提供したイタリアの会社が売れちゃったんだとよ!?
かつてベルギーとオランダを結んでいたのはInter Cityという特急列車でした。それが2013年に半ば強引に(オランダからの要請で?)Fyra(フィーラ)と呼ばれる準高速の問題列車に置き換えられてしまったんですが、これが半年程の間に実に香ばしいニュースの数々を提供してくれました。
とにかく故障故障の連続で、ほとんどまともにダイヤ通りに運行されず、結局、半年ほどで廃止になりました。「今日も止まったんだって・・・」なんて台詞が挨拶代わりに取り交わされ、定刻通りに運行できた方が話題になるいうな有様。まるで鉄道界の野比のび太でした。
大損の末の撤退となったわけですが、一体誰がこんな問題車両の導入を決めたのかと、政治問題にもなりかけたようです。んが!結局誰が責任を取らされたんでしょうかねぇ。ひょっとして、みんなセーフ?
今回の日立側の思惑はともかく、売った側は「これで成長部門のヘリコプター開発に資源が集約できる」と意気軒昂なようですが・・・。
ちょっと待て!あの問題車両を作った会社が空を飛ぶものを作っているのか?
我が家の頭上を飛ぶのだけは勘弁してもらいたいです。