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補習校に通わせないという戦略

去年の夏休み中、フィールドワークとして補習校に通わせていない国際結婚家庭日本人親にインタビューをしました。自分も含めた日本人学校補習授業校(以下補習校)に子供を通わせていない日本人親が、子供の日本語継承についてどんなイメージを持っているのか知りたかったからです。結果は論文にまとめるつもりだったんですが、調べていくうちに締め切り前にもう少し追加調査をしたくなったので提出自体を延期しました。本エントリーはその要点を備忘録として書き記したものです。

 

そもそも私の調べた限りにおいて、先行研究の多く(というか、自分が知る限り全部)で「補習校に子供を通わせている親(以下補習校組)=日本語継承に積極的、補習校に子供を通わせていない親(以下非補習校組)=日本語継承に非積極的」という等式が無批判に流布しているように感じます。そのため、後者にほとんど関心が向けられることはないようです。

我が家も次男からは非補習校組ですが、自分自身を省みた時、日本語継承に非積極的とは毛頭思っていません。このことは、同じような境遇にある他の日本人の親御さんと話をしてみても感じる思いでした。

 

本当に非補習校組は日本語継承に非積極的なのか?

 

この点の確認をしてみたくなったわけです。

何より、海外永住邦人数と各地の補習校の数・在籍児童/生徒数からすると非補習校組の方が多数派であると推察され、もしそうであれば、非補習校組を研究対象からバッサリ切ってしまうことは実態の多くの部分を切り捨てることにもなるという危惧を抱いたからでもあります。

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