Monthly Archives: 10月 2017

『行けるところまで行きまひょ』課外授業

長男が秋休みを前に、通知表をもらってきました。ま、悪くはないけど、去年までよりは悪いといった感じでしょうか。別に気にするほどのものではないですが、学校の課題に取り組む姿勢に問題があるようで、それがちょっと引っかかったりします。

帰宅時も、「宿題は?」「ない!」で終了。もともとそういう学校だし、こっちはそんなもんかとしか思うほかなかったんですが。でも、色々と課題は出されていたようで・・・。

 

以前も書きましたが、長男は担任のクラス・マネージメントとあまり合っていない感じがします。

 

私見ですが、教育の役割には二つの側面があると思っています。一つは不得意な部分を修正するという面であり、もう一つは得意な部分をさらに伸ばすという面です。

この両側面はどちらも大切で、実際にはバランスの問題になってくるんだと思います。日本のように「飛び級」というシステムがない状況では前者を中心にマネージメントがなされ、十分な力があるなら学年をスキップしてもいいベルギーのようなシステムだと後者の側面にもう少し重心がかかるようなところがあります。

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継承語研究の視座

日系国際児の子育てを通して、今日も継承語問題を考える・・・です。

 

海外で継承日本語研究をするにあたって困るのは、邦語文献の確保です。インターネト上でデジタル配布されていればいいんですが、諸般の事情からデジタル化されていないものが結構あります。そういう場合、著者の方に直接メールでデジタル版がないか照会し、あれば特別に配布をお願いすることになるんですが、大抵の場合は「ない」です。幸いなことに、多くの方がご厚意で抜刷りなどを送付してくださるので、これまで何とか目を通しておきたい論文の多くを読むことができました。

 

今回、また非常に気になる論文を見つけたので、著者の方に送っていただきました。お時間を割いていいただいた花井先生にはこの場を借り、改めてお礼を申し上げる次第です。

いただいた論文はいずれも大変勉強になるもので、大いに参考にさせていただきたいと思います。

 

さて、実際に送っていただいた文献から、今回は以下の三点と絡めて考えたことを記しておきたいと思います。

 

  • a.花井理香(2009)「日韓国際結婚家庭児の日本語の継承 -日本人母の視座を通して-」『同志社女子大学大学院文学研究科紀要 第9号』
  • b.花井理香(2014)「国際結婚家庭の言語選択と社会的要因 -韓日国際結婚家庭の日本語の継承を中心としてー」『異文化間教育39号』
  • c.花井理香(2016)「日韓国際結婚家庭の言語選択 −韓国人母の韓国語の継承を中心に−」『社会言語学 第19巻第1号』

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日本語能力検定に挑戦!

ありがたいことに、ベルギーでも年二回、日本語能力検定Japanese Language Proficiancy Testが受けられるようになりました。以前はパリかデュッセルドルフまで行かないといけなかったので、非常に助かります。同僚はその事務処理に奔走しておりますが・・・。

 

その12月の試験に長男がチャレンジすることになりました。レベルは一番ケツのN5です。最高位のN1と受験料同じというのが納得いきませんが・・・。

 

正直、継承日本語を学んでいる国際児たちにこの試験が必要だとは思っていません。そもそも日本語能力試験は日本語を外国語、つまりJapanese as Foreign Languageとして学んでいる人たちの日本語能力を測るためのものであり、継承日本語、つまりJapanese as Heritage Languageとは別のものです。

 

この両者はどう違うか?

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