Monthly Archives: 5月 2017

駆け上がる日本史

継承日本語教育に関する面倒臭い諸々のことは、ひらがな・カタカナの学習を終えた後にやってきます。というのも、それより以前は「ひらがなとカタカナを覚えさせる」という明確な到達目標が設定できるからです。この目標はどの日本人の親御さんにとってもほぼ無意識に共有されているものであり、国の内外を問うものではありません。あるいは、外国人のための日本語教育でもかぶっていると言ってもいいぐらいの自明のことかと思います。言い換えれば、ここまでは『幼児教育』と方向性が同じなわけです。

 

ひらがな・カタカナの学習が終わりました。さて、「次」はどうしましょう?

 

といったところで継承語教育は突然カオスに陥ります。

 

どこまでの日本語能力を身につけさせるかについて共通の具体的コンセンサスはありません。教えるための適切な教科書もありません。それぞれの子供の日本語能力はてんでにバラバラです。何を、どういう風に教えるべきかという研究も進んでいません。日本語だけではなく、日本文化に関してもいろいろと身につけてほしいと多くの親御さんは願っています。ついでに言えば、教室に集まる子供の年齢と認知力もバラバラです(涙)。

 

仕方がないので・・・ということで、当塾では私の「願望」を到達目標として一方的な授業を進めています。「私にとって都合の良い日本語と知識を身につけさせる」という手前勝手なゴールです。なんといっても、継承語教育は親の勝手な都合で実施していると自認していますので。

Read more