Monthly Archives: 9月 2016

継承語の木

最近、継承語のイメージについてちょっと思いを巡らしています。それは、自分が日本語を子供に学ばせようとしたプロセスを振り返る行為でもあります。

現在までのところ、とりあえず上の二人は普段日本語で私と会話をするのが普通になっています。ちょっと油断すれば、上の子はオランダ語で返してくることもあります。本当にささいな受け答えなんですが、こうした小さなことをなあなあにしてゆくと、いずれ日本語で保たれていた領域が侵食されるのではないかとも思っています。ここまで来てまた後戻りするわけにもいきません。うるさく言い直しをさせるなど、ちょっとイヤなオヤジになっています。

 

ところで、継承語を学ぶ過程というのは大きく分けると二つのプロセスから成り立つのではないかと考えています。これは多かれ少なかれ、継承語教育を実践されている方ならどなたも経験されていることだと思います。現地校への就学を境とした二つのプロセスです。

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多様性の出発点

8月の初めに私が所属する母語・継承語・バイリンガル研究会の研究大会が東京でありました。メーリングリストで配布された案内の中には「ドイツやベルギーなどのEU諸国における継承語学校の動向についての報告もあり」みたいなくだりがあり、是非とも話が聞きたかったんですが、職場の方からは「お金がない」との一言であっさり日本行きは却下。ま、世の中そう上手く話は回らないという感じでしょうか。

 

継承語学校設立の動きについては、ドイツや特にスイスなどでは随分と以前から一つの流れとしてあり、それについてはネットを通してでもある程度は感じ取れます。んが、「ベルギーの動向」というのがすごく引っかかりました。そもそも、

 

ベルギーで当塾以外にそんな行動に勤しんでいる方がおられるのか?ひょっとしてライバル出現?

 

という、まあちょっと複雑な心境になったんですが・・・。

 

これについては要確認ですね。今のところ、何もそれらしき情報が引っかからないんですが。
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