Category Archives: ベルギー生活

親の安息

先日は娘の14回目の誕生日でした。誕生日プレゼントは十日後の長男へのプレゼント+クリスマス・プレゼントとセットで任天堂Switch(スプラトゥーン2込み)を渡してあるので、その日は何も贈呈するものがありませんでしたw。小学生時代のように友達が泊まりがけで遊びに来ることもなく、週末だというのに実に静かな日でした。いや、平常通りの騒がしさといったところでしょうかww。

 

そんな娘にとっては特別な日ですが、キッズ・テニス大会のサポートを所属するクラブの方から依頼されたので、あまり乗り気でない娘を強引に送り出しました。乗り気でない理由は何のことはない。「知らない人と交わるのが嫌」です。知らないといっても所属クラブ主催の行事なので、みんなとどこかで接点があったはず。全然知らない輪というわけではありません。ちょうど14歳になったことでもあり、人との新しい出会い、他者からの依頼に対する貢献、顔を覚えてもらうことの重要さも分からせるつもりで大会会場へと向かわせました。

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第四言語としての日本語。その傍にある継承日本語。

ちょっと間隔が空いてしまいました。継承日本語に関していろいろぐだぐだと書いてきましたが、そろそろネタ切れかな・・・という感じが辛いですw。

本日は若干継承語の問題とはポイントがずれますが、ベルギーの外国語教育システムの中で日本語、さらには継承日本語のポジションを考えてみたいと思います。

 

私が夏休みの間、補習校に子供を通わせていない日本人の親御さんたちから色々と話を聞かせてもらい、深く考えさせられたことがあります。ズバリ、現地教育システムの中での日本語の位置付けです。

Taalgebieden_in_Belgie.svg
ベルギーは連邦国家なので、教育政策はオランダ語地域(左図緑の地域)・フランス語地域(左図青の地域)・ドイツ語地域(左図黄色の地域)のそれぞれが個別に実施します。また、ブリュッセルは蘭仏二言語地域(左図ボンダイブルーの地域)として、オランダ語系の学校・フランス語系の学校が混在する、ちょっと独特な地域となっています。あと、言語境界線に隣接している一部地域も同じです。ま、教育政策の基本ラインはあまり変わりないようになっていますが。

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フランス語をどうするか?(長男の事例)

新学年が始まり、なんだか長男がどんよりしてます。ここのところ、ベルギーは割と好天続きなんですけどねぇw。

もともと、あまりシャキッとしたところのないヤツではありますが、最近は朝になると「学校行きたくない。ブツブツ・・・」です。

 

  はぁ〜。

 

新しい担任になって、なかなか調子が合わないというか・・・。長男の性格にも扱いにくいところが出てきたようではあるんですが・・・。

とりあえずは、算数が得意な長男には現地校の算数のレベルが低すぎ、その辺にもストレスを感じているようです。で、新しく始まったフランス語にもいまいちのってこない・・・。自分が得意の算数を楽しめない一方で、両親のどちらかがフランス語話者という家庭の子が、クラスの中でハイレベルなフランス語を話す。それがつまらないんでしょうかね。いじけてるんでしょうかね。

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ベルギーの中学生生活 それでも格差は生まれるようで

突然ですが、娘が身を置くベルギーの中等教育制度について軽く触れておこうかと思います。細かいことを書いても混乱を招くだけだと思いますので、日本の教育制度との違いを軸に個人的に気付いたことをお話ししてみます。

 

日本のいわゆる中等教育(小学校卒業後から大学入学まで)制度とベルギーのそれとの一番の違いとしては、義務教育年齢が18歳までである点が挙げられます。日本より三年長いというわけです。

そしてそのことと関連して、中等教育は義務として六年間設けられており、日本で言うところの中高一貫教育という形を取っています。つまるところ、高校入試はないということです。もちろん、中学入試もありません。どこの中学に入れるかは自治体によって方法が違いますが、我が家のある町ではコンピューターによるくじ引きでした。これについては詳細は以前の記事にあります。

また、義務教育終了後、大学に進学したい場合も大学入試というものはありません。中学・高校時代の成績と修了したコースに照らし合わせ、入学要件をクリアしていれば基本的に自由に入学先を選べます。

 

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夏休みスペシャル号

先日、無事夏休みの第一回目の授業を開講することができました。

いつもそうですが、休み期間中はできるだけ普段できないような内容を扱いたいと思っています。つまり、その第一回目の授業とは夏休みスペシャル号でもあったわけです。

しかーし!スペシャルな内容をどう授業に盛り込むかでいろいろと悩みました。テーマとしては

 

八月初旬の日本の風景

 

というものでなんとか色づけしてみたかったわけです。「ン十年前の」という限定詞つきですが。

とりあえずは、ちょっとキーワード的なものを考えてみました。

 

暑い日差し、セミの鳴き声、台風、海、風鈴、高校野球、台風、終戦・・・

 

とりとめもないことが思い浮かんできます。また、いずれもベルギーではこの時期あまり、というか全然馴染みのないものです。慣れ親しんでいないものを肌に刷り込むというのはなかなかに難しいものでして、「継承」という概念ともしっくりこない気もします。私の中にある「継承」とは「自然に」というエッセンスが多分に含まれていますので。

 

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大当たり!でも世界は残酷

ベルギーには受験というものがありません。自分もそれを経験したのははるか遠い昔のことでもあるので、生活の中にそうしたものの存在感を既に感じることも無くなりました。偶然にも、今授業で使っている日本語教科書のテーマが「日本の教育制度」なんですが、正直、「私の頃は・・・」という枕詞を付けてでしか解説できませんでした。

そんな平均的で、平穏なベルギー子育てではありますが、娘も来年から中学生なので学校選びというのをしなければなりませんでした。去年から色々とオープンデーを利用して学校訪問をしてきたわけではありますが、どこの学校にするかで結構ぎすぎすした数週間を過ごしてきました。どういった点が父娘間の摩擦を引き起こしたのかですが・・・。

 

=娘=

  • 近いから。
  • ぬるそうな学校だから。
  • 担任の先生が推すから。
  • (友達が行くから。)

 

=父=

  • 教育方針に共感が持てるから。
  • 伝統のある学校だから。
  • 費用がリーズナブルだから。

 

全然、意見に接点がないんですよね。とほほ。

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秋の異変?

12月5日はシンタクラースです。

(※ベルギーだと翌日の6日が本番です。)

こういうフレーズはネット上でもう珍しいものではなくなりました。それほどまでに、この日は今日オランダやベルギーに在住する日本人が避けて通れない(ブログなどで触れずにはおれない!)イベントになってしまったようです。

ここでシンタクラースについてごくごく簡単に触れておきますと、「それはサンタクロースの原型になったと言われる行事で、17世紀にオランダ人によってアメリカに持ち込まれ、紆余曲折を経て今日のサンタクロースとなったもの」と考えていただければお分かりいただきやすいかと思います。

シンタクラースはいろいろ調べていけば疑問だけがどんどん膨らんでゆくという謎の多い伝統行事です。ネット上にもいろいろな説明が日本語でも見られるようになりました。本当に話の尽きないものなんですが、10年前(古くてすみません)に「シンタクラース謎々紀行」としてまとめたことがありますので、ご興味がおありの方はそちらの方もご覧ください。

 

さて、ここ数年はハロウィーンが割り込んできた感があり、出だしはいくらか大人しくなった気もしますが、既に10月にはスーパーにシンタクラースを型どったチョコレートが並び出します。ハロウィーンの去った今の時期はシンタクラースの独壇場。郵便受けにも厚手のおもちゃ屋のカタログが舞い込んでくる季節です。今頃オランダでは町のあちらこちらにピートというシンタクラースの家来が出没し、お菓子を子供に配り歩いている頃だと思います。

ベルギーはオランダほどには盛り上げませんが、それでも先週末は町の子供服屋でシンタクラースとの記念撮影会があったりと、イベントの噂は絶えません。

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